明けましておめでとうございます。
今年の三が日は、一日から本日三日にかけまして、大変な大雪に見舞われ、正月らしい雰囲気といえども、雪かきに足元の悪さなど、生活面での苦労を多少なりとも感じる三が日となりました。 しかし、この悪天候にもかかわらず、大みそかの除夜の鐘には、例年以上に多くの方々にお寄りいただきました。加えまして、元旦の年頭のご挨拶にも、多くの御門徒さん及び有縁の皆様方に参って頂けましたこと、大変にありがたく存じ、重ねまして感謝申し上げますしだいでございます。
しかし昨年中は、今プロジェクトの活動・行事等々が、資金不足を主とする理由から、十分なものとなりませんでしたことに、自責の念に駆られる思いでありました。資金の問題ではありながら、一方では広報活動をはじめとする、こちら側のアクションも至らぬところにあったと感じております。 昨年度の反省からも、改めまして今年は、心機一転に、身の丈に合ったイベント・行事を小規模ながら、続けさせて頂きたく思う所存であります。コンサートに限らず、あらゆる方面への展開をみることで、またさらに多角的に視野も拡がると考えられますし、わざわざ自坊にご足労頂ける方々とも、より近い関係性を築かせて頂きますことより、
また新しい可能性も見えてくるのではないかと期待しております。 そして、また年に一度でも本寺を使用いたしましての、大きなコンサートやイベントを開催することができますように、尚一層努めさせて頂きたく存じます。 本年度宜しくお願い致します。
高橋竹山コンサート無事公演終了!
おかげ様で、NSPプロジェクト定期公演Vol.4『高橋竹山コンサート』無事終了いたしました!
たくさんの方にお越しいただき、会場は大いに盛り上がり素敵な笑顔があふれて閉演いたしました。
蜘蛛の糸を弾くような音色は天に舞い上がるような旋律を奏で、また力強い歌声は聴衆の心に強く響いておりました。
会場のお客様と一体となって奏でられた音楽は一層の盛り上がりをみせ、蒸し暑い梅雨の夜風を吹き飛ばし、さわやかな笑顔溢れる演奏会となりました。
竹山氏の奏でる津軽三味線の音色と歌声は聴衆の心に大きな感動を残し、拍手が鳴りやまず、アンコールにも応じてくださいました。
竹山氏のお人柄溢れる約2時間にわたる演奏会となりました。
今回、ご縁をいただき高橋竹山氏と再びご一緒させていただけたことを心からありがたく思い、感謝申し上げます。
これからもより多くの方とお寺を繋げていけるよう、NSP一同精進してまいりますので、皆様これからも何卒宜しくお願い申しあげます。
2014/6/8(日) 高橋竹山コンサート
☆前回大変ご好評いただきました、高橋竹山氏のコンサートが2年ぶりに決定いたしました!!!☆
日時:2014年6月8日(日) PM6:00開演
会場:證誠寺(しょうじょうじ)御影堂
料金:3,300円(当日500円増し) ◇定員150名◇
※全席自由→椅子席はございません。但し身体上の理由によりご入り用の方は、事前にお問い合わせください。【お問い合わせ先】證誠寺事務所 ☎0778-51-0636
<二代目高橋竹山 プロフィール>
幼少の頃に三味線に出会い、11才で稽古を始める。17才の時、津軽三味線奏者の初代・高橋竹山のレコードを聴いたのがきっかけとなり、18才で竹山の内弟子となる。三味線のみならず、名人とうたわれた成田雲竹の格調高い津軽民謡も師・竹山から学びながら、高橋竹与(ちくよ)の名で師・竹山と共に舞台に立つ。
内弟子生活6年を経て1979年に自立。翌1980年、初の独演会を東京・渋谷ジアン・ジアンで開く。以後、独自の演奏活動を行いながら、師・竹山について日本国内はもとより、1986年のアメリカ7都市公演、1992年のフランス・パリ公演など海外でも演奏する。
1995年6月
師・竹山から独立して15年目を迎えたのを期に初のアルバム「津軽三味線とその試み」(ディスク・ジアン・ジアン)を発表。三味線独奏曲や師・竹山との三味線二重奏曲などの他、天才劇詩人として時代を駆け抜けた寺山修司が竹与の為に作詞し、竹与自身が作曲した『さらば東京行進鹿』『歌のわかれ』『せきれい心中』『紅がすり抄』、北海道民謡「江差追分」とアラブの民謡をベースにした、ヴァイオリンの太田恵資との即興的セッション『北の唄』、三味線とジプシーヴァイオリンが交錯するトルコ舞踊曲『ロンガ・シヤーナーズ』などを収録。
1996年8月
イギリスのエジンノでラ・フェステイルレに参加。以後5年に渡り毎年参加する。
1997年1月
「高橋竹与」改め「二代目・高橋竹山」を襲名。襲名披露演奏会(ゲスト出演=初代・竹山)を渋谷ジアン・ジアンで開く。
11月、二代目襲名から十か月にわたって二人の「竹山」-の動きを追い、初代が残そうとするもの、二代目が弓lき継ごうとするものを描いたNHK人間ドキュメント「弾き継ぐ~津軽三味線・高橋竹山の襲名」放送。
1998年9月
二代目襲名後の初のアルバム「三味線口説」(ディスク・ジアン・ジアン)を発表。
10月、アメリカ・ロサンゼルス、シアトルにて公演。ジャズ・フェスティバルにも参加、地元のジャズ・ミュージシャンと共演する。
2000年2月
ニューヨーク・フロム・ジャパンの招きにより、アメリカ・ワシントンDC、ニューヨークにて公演。2枚組アルバム「chikuzan」を発表。
2008年10月
紀尾井小ホールにて、初代竹山没後十年特別公演ドラマリーディング「高橋竹山 津軽三味線ひとり旅」主催
財団法人新日鍼文化財団)で音楽を担当し、演奏者として出演する。
8年ぶりの新譜アルバム「三味線じょんから 一竹山の汀へー」を発表。
基本を大切にしながら民謡にこだわらず、様々なジャンルの演奏家たちと共演して活動の場を広げ独自の音楽表現を模索。伝統にモダンな現代感覚と女性らしい繊細さを盛り込んで、全国各地をまわり演奏活動を続ける。
観客の心と笑顔を自然に引き出した国本氏の演奏
浪曲の世界を覆した浪曲を超えた浪曲であった。
12月1日に證誠寺で行われた国本武春氏浪曲コンサート。
天候は雷が鳴り、激しい雨が降り、冬の本格的な到来を感じさせるものとなったが、国本氏の演奏はそんな天候を忘れさせるほど熱く、温かいものであった。魅せる、聴かせる、笑顔にする、そんなアットホームな演奏に誰もが自然と手拍子をし、口ずさみ、まるで予行練習したかのような一体感を感じた。
国本氏の三味線から奏でられるものは、過去から現代、日本各地から世界にかけて、ユーモアを交えた輝かしい世界であった。そしてその世界は、寒さで垂れていた観客の頭を自然と上げさせていた。国本氏と共に声を発し、歌い、笑っていた。いつの間にか、冬が終わり暖かい春を迎えたような、そんな会場になっていた。
終始、身体全体で音楽を表現し、言葉を表現し、観客の心と笑顔を自然に引き出す国本氏の演奏は力強く天まで届きそうな勢いであった。会場に響き渡る観客の声は次第に大きくなり、「笑い」から「大笑い」になり、笑顔が会場中に咲きみだれていた。
「人と人とが繋がる瞬間」。そんなことをしみじみと、そして深く感じた時間であった。
2013/12/1(日)唸るカリスマ浪曲師 「国本武春の世界」
NEO證誠プロジェクト定期公演Vol.3
唸るカリスマ浪曲師 国本武春の世界
■日 時:2013 12/1(日) 14:30開場 15:00開演
■会 場:證誠寺 御影堂(鯖江市横越町13-43 ※駐車場有)
■入場料:一般3,000円 (当日500円増)※定員150名
(全席自由→椅子席はございません。但し身体上の理由によりご入用の方は事前にお問合せください)
■プレイガイド
アル・プラザ鯖江店(0778-54-8182)
出村仏壇店(0778-51-0283)
證誠寺寺務所(0778-51-0636)
■主 催:NEO證誠プロジェクト【NSP】
■後 援:福井県教育委員会、鯖江市、鯖江市教育委員会、福井テレビ、福井新聞社
■問合せ:事務局 證誠寺寺務所内(TEL:0778-51-0636)
[KUNIMOTO TAKEHARU]
浪曲師、シンガーソングライター、ブルーグラス三味線プレイヤー。
今、最も活躍している浪曲師国本武春。そのオリジナル浪曲は今や全く新しい和のエンターテイメント。
それはまるで一人ミュージカル。ある時はロックンロールで昔話を語り、ある時は三味線ひとつで世界を音楽旅行。全員参加コーナーでは、大声を出してすっきり!大いに笑って、じんわり泣ける「国本スタイルの浪曲」をたっぷりお楽しみいただきます。
- 19歳で名曲師東家みさ子に浪曲三味線を師事。20歳で東家幸楽に入門、浪曲師となる。
- 1982年、上野本牧亭での初舞台を皮切りに、寺山修司の演劇に参加するなど数々のライブに出演。
- 1987年頃から三味線にギターのフレーズを取り入れた独自の奏法を開発、作詞作曲活動を始める。
- 1990年、ビクターよりアルバム「福助」でメジャーデビュー。以降、フォーライフ、武春堂などよりCDリリース多数。
- 2000年宮本亜門演出のブロードウェイ・ミュージカル「太平洋序曲」に主演。2002年ニューヨーク・ワシントンDC公演では米国批評家に絶賛される。
語りと楽曲、三味線を担当したアニメ「頭山」では2003年のアカデミー短編アニメ賞にノミネート。 - 2003年から1年間、文化庁派遣の第一回文化交流使として米国テネシー州で活動、60数回の音楽公演を行う。
- 2004年には世界初の三味線入りブルーグラスバンド、ラストフロンティアでアルバム「アパラチアン三味線」を米国でリリース
- 2005年、2007年には国本武春&ラストフロンティアで日米ツアーを成功させた。
古典浪曲の伝統芸を生かした“弾き語り”ザ・忠臣蔵シリーズの公演及び音楽アルバムの制作は、芸術選奨文部大臣新人賞を受賞するなど各方面から賞賛され、国本武春の代名詞となっている。
《 受賞歴 》
■ 1989年(平成元年) 第41回 国立演芸場 花形演芸会 銀賞
■ 1993年(平成5年) 第56回 国立演芸場 花形演芸会 銀賞
■ 1995年(平成7年) 平成6年度 第50回 文化庁芸術祭 [演芸部門] 新人賞
■ 1996年(平成8年) 平成7年度 第12回 浅草芸能大賞 新人賞
■ 1997年(平成9年) 平成8年度 国立演芸場 花形演芸大賞 銀賞
■ 1999年(平成11年) 平成10年度 国立演芸場 花形演芸大賞 大賞
■ 2000年(平成12年) 平成11年度 第50回 芸術選奨 [大衆芸術部門] 文部大臣新人賞
■ 2002年(平成14年) 平成13年度 国立演芸場 花形演芸大賞 大賞(二度目の受賞)
■ 2012年(平成24年) 第33回松尾芸能賞 優秀賞受賞